goodbye,youth

増子央人

2022.08.20

2年前に知り合ったJUBEEとバンドをすることになった。どういう経緯でその話になったか覚えていないほど、何の違和感もないままバンド名が決まり、JUBEEが奈良に来て曲作りが進んでいった。JUBEEを客演に迎えて初めてツアーを回ったとき、彼のライブに対する真摯な姿勢と純粋に音楽を楽しんでいる姿にとても刺激を受けた。いつも好きな音楽やMVを教えてくれる彼は音楽を好きになったばかりの中学生のようでとても面白かったし、学生の頃、スタジオの休憩時間に好きなバンドの曲を友だちと聞かせ合っていたあの頃と同じ匂いがして、そうだ、バンドやりだした頃ってこんな感じだったなと思った。

JUBEEはもともとTHE MAD CAPSULE MARKETSDragon Ashやhideが大好きで、音楽をやり出した頃、バンドをやりたかったけど、周りにバンドをいっしょにやるやつらがいなくて、1人でラップを始めたと言っていた。ずっとバンドをやってみたかったらしい。ライブのあとに酒を飲み機材車で次の街へ行き合間にみんなでご飯を食べまたライブをしたり、みんなでスタジオや家に集まってあーだこーだ意見しながら曲を作ったり、おれたちからしたら当たり前のことがJUBEEにとってはどれも新鮮で、本当に楽しいんだと話していた。Age Factoryは今年12年目、おれが加入してから8年目になり、JUBEEの所属するCreative Drug Storeは今年で10年目になる。お互いがこのタイミングで新しいバンドを組んでスタートする、こんなにワクワクすることはない。

えーすけが月ならJUBEEは太陽のような存在だと思う。

勿論Age FactoryもJUBEEも今まで通り変わらず活動を続けて、それと並行してAFJBの活動も行うので、この新しいプロジェクトをワクワクしながら見ていてほしい。