goodbye,youth

増子央人

2018.08.01

レコーディング7日目。えーすけが歌っている。おれはその歌をブースで聞きながらネットに上がっている怒髪天増子さんのインタビューをひたすらに読んでいた。増子さんのインタビューにはほぼ毎回ブッチャーズの吉村さんの話が出てくる。そしておれは気がつくとブッチャーズのドキュメンタリー映画kocoronoAmazonで注文していた。

例えば中身が空っぽの人は、すぐに自慢をしたがる。中身が空っぽだから、少しでも外見を大きく見せようとする。中身の詰まっている人は、簡単に自分を広げたりしない。でもつつけば色々と出てくる。何事も、知らないよりは知っている方がいい。物事への興味が薄い人は、総じて中身が薄い人が多い気がする。つついても何も出てこない。小さな嘘をつくことに慣れている人は怖い。そういう人の嘘は大体が自分のための嘘だ。だから怖い。こんなことを書くおれもまだ25年しか生きていない。まだ世界を何も知らない。嘘もたまにつく。理解した気になって得意気になることは格好悪いが、自信を持つことは大事だと思う。そこは少し違う。頭の中のことを一つずつ整理していく。自分のことを空から見る。客観視、罪の自覚、嘘の自覚、人を傷付けた自覚。

あぁ、なんか突然考えるのが面倒になった。そんなことの繰り返しで書きたいことも進まない。この世のすべてを客観視して楽観視して飛んでみたい。