goodbye,youth

増子央人

2021.04.23

最近になってまた、バンドの音楽をよく聴くようになった。1人で割となんでもできるような時代になって、音楽やりたいからまずパソコン買った!って人を見ることが増えて、100年後とかバンドやってるやついんのかなあ、とか考えるようになった。100年後のことなんてどうでもいいんだけど。久しぶりに聴いたブッチャーズが優しくて、少し安心した。

Age Factoryのメンバーとしてドラムを叩き出してもう少しで7年になる。えーすけとなおてぃと知り合って10年経つ。よく考えれば彼女ともそんなに長く続いたことはないし、地元の同級生なんかとつるむこともないし、メンバーとは家族の次に長い時間を共に過ごしている。最近メンバーと会話をする機会が増えて、会話の大切さを感じた。

3日前、スタジオの予定がなくなったので、近所のスタジオにドラムを叩きに行った。久しぶりに大きな音でAge Factoryの曲を沢山叩いた。スタジオから出てもまだ耳鳴りが止まらなかった。叩いていたら無心になれるかなと思っていたがその逆で、もう身体がフレーズを覚えていて、叩きながら色んなことを考えたり、思い出したりした。感情が込み上げてきて、誰にも見られていなかったけど、力一杯叩いた。力みまくり、シンバル悲鳴上げまくり。気にせず叩いた。

今大切な時期なんだ。コロナ、お願いだから邪魔しないでほしい。