goodbye,youth

増子央人

2019.12.18

BOOKOFFのDVDコーナーで映画のジャケ買いをして家で観るのが最近のマイブームになっている。できるだけ安いモノを探す。そのせいで少しずつDVDが増えてきた。Amazonで頼んだ外国のボードゲーム、実家から持ってきたバスケットボール、収納しきれずタンス前に置きっぱなしのTシャツ、ゴミ袋をかぶった扇風機、その横のくしゃくしゃのタオルケット、2リットルペットボトルに入った減らない柿の種、IHコンロの上に溜まっていく缶ビールの空き缶、なくしたと思って買ってきたのに部屋にあった2つ目のリップクリーム、埃をかぶったカホン、使わなくなったリュックサック、表紙が破れている文庫本、聞かなくなったCD、その他もろもろ、部屋に溢れるなくてもいいもの。片付けるのがめんどくさいのと、なんとなく今の部屋が好きなのでそのままにしている。理由の割合で言うと前者8割後者2割。それでも掃除機はかけるしトイレ掃除もするしシンクも綺麗なままにしている。居心地が良ければ1人の城なんてなんでも良い。この部屋でできるだけ毎日新しい音楽を聴き新しい映画を観て新しい文章に触れる。芸術は他にも沢山あるけれど、この世のすべての芸術を知ることは人生一周程度では無理なので、自分の興味が強いものを選択する。その中から更に選択して何を詰め込むかが大事だと強く思う。時間はない。ノロノロしていたらあっという間に棺桶。今日はcinema staffと2マン。曇り空の下奈良ナンバーのハイエースは高速道路を走り名古屋へ向かう。新しい世界に飛び込む瞬間が一番ワクワクする。昨日のスタジオで今日のセットリストを通したとき、従来の色と新しい色が混ざり合って、見たことない色になった。名前のないあの色をまだ3人しか知らない。新しいAge Factoryを見たい。