2017.11.14

ライブのない日々が終わりかけの秋に馴染んでいく。新しい音楽ばかりを探す。新しい本ばかりを探す。25歳のおれはビールが相変わらず好きで最近ホッピーなんか飲み出した。でも家では全然飲まないんだ。誰かと飲むお酒がやっぱり好きなんだと思う。でも散歩…

2017.11.03

ツアーファイナルが終わり、奈良に帰ってきた。ツアーファイナルというのは名前だけで、ツアーが終わってもライブは続く。昨日はあんなにたくさんの人が集まるなんて思ってもいなかった。ステージから見えるみんなの顔はおれたち以上に真剣で、それが嬉しか…

2017.10.23

久しぶりに奈良に帰ってきた。実家の居間にはコタツが出ていた。次の日の今日、7時間のスタジオがあった。帰りの電車に揺られている。電車の椅子には、くたびれた顔をしたサラリーマンたちが人の視線など御構い無しというふうに寝ている。自分も疲れていると…

2017.10.22

福島で父がライブを見に来た。父がライブに来るのは2回目だ。打ち上げのあと、2人で飲みに行った。「ゴルフの打ちっ放しのバイトの代わりが見つかったから、明日見に行けることになった。」という前日の父からのラインでわかるように、お金なんてないくせに…

2017.10.16

新潟のホテルで昔飼っていた犬の源太郎の夢を見た。自分でセットしたアラームに夢を中断されて、すぐに夢の続きを見ようとアラームを切って目を閉じたがもうその夢は見れなかった。車でいっしょにどこかへ旅していた。相変わらず源太郎は車の中で落ち着きが…

2017.10.08

この前読んだ本のクライマックスに、「だってオレたち、あの世に知り合いがいるんだ。それって凄い心強くないか!」というセリフがあった。この本はとても面白かった。この本のおかげで、遊びに行くといつもお菓子を出してくれたひいお婆ちゃんも、結局一回…

2017.10.03

窓の外で海がまるで生きているかのように常に動いている。遠くの水平線が、地球は丸いということを示している。空の色とは確実に違う青をした海は所々に白が散りばめられている。常に動いている海は風のせいか、地球が回っているせいか、その両方なのか、と…

2017.10.01

ライブハウスに着くと後ろの空の大きな煙突から煙が自分勝手に吹き出ていた。苫小牧のライブハウスの前の道にはベンチがいくつか置かれている。都会ではあまりない光景だ。街がのんびりとしている。道も空も広く、北海道の冷たく澄んだ空気を大きな深呼吸で…

2017.09.30

札幌の空気は澄んでいてとても冷たい。アウターを奈良から持ってきて正解だった。舞鶴を24時に出てフェリーに揺られて20時間、小樽に着いたのは20時ごろだった。フェリーの中ではほとんどの時間が圏外だった。iPhoneも使えないので11時ごろに起きて本を読ん…

2017.09.24

肌に触れる風は少し冷たく、長袖のシャツを羽織れることが嬉しく感じる。田んぼの横道には彼岸花が咲いていた。彼岸花は地獄に咲いている花なんだよと昔誰かに教えられてから、あの花はおれの中ですごく特別な存在だ。じ、地獄に咲いてるの、、!?だからあ…

2017.09.19

コンビニATMの前、残高の数字は久しぶりに見る高い金額だった。頑張ったんだなと少し感傷に浸っていた。その数字は音楽によるものではない。それでもおれは、バンドが仕事だと声を大にして言う。稼いだ金の量ではない。そう意識することがきっと大事なんだ。…

2017.09.17

長崎の街へ着くと、雨は弱くなっていた。台風とはすれ違いになっていたらしい。リハーサルが終わる頃には、外はすっかり晴れていた。雨上がりの長崎の街並はいつにも増してとても綺麗で魅力的に見えた。THE FOREVER YOUNGのライブで少し泣いた。あの人たちの…

2017.09.16

朝起きると声がガサガサになっていた。おそらくもともと風邪気味だった喉に打ち上げで長時間ビールと大声という負担をかけたせいだ。自業自得だと思いながら、前の日の打ち上げ終わりにシャワーを浴びながらご機嫌で歌を歌っていた自分を恨んだ。大分の街を…

高3の文化祭

池永先生はおれの目を見てただじっと話を聴いてくれた。 学校を辞めたかずまは最後の文化祭に出ることは出来なかった。学校の決まりで生徒しか文化祭のステージに立つことは出来ない。それでも翔太は最後はこのメンバーでやりたいと強く言った。おれたちも翔…

2017.09.12

朝、機材車はいつも通りなおてぃーの運転で奈良から広島へ向かう。車内は全員がイヤホンを付け、会話はない。ツアーを何本か付いてきてくれる照明のちえみちゃんも車に乗っていたがもうこの様子には慣れたようでみんなと同じようにイヤホンを付けていた。お…

2017.09.11

9月に入って気温が少し下がった。消えた火薬の匂いはいつの間にかしなくなったが蝉はまだ鳴いている。しっかりと米をつけた稲は今か今かと収穫の時を待っている。あれを見るたびいつも農家の人たちの姿が目に浮かぶ。あれは努力の結晶だ。あんなに綺麗なもの…

2017.08.29

朝6時、重たい瞼を擦りながらテレビの前でご飯を食べていた。テレビは突然見たことのない画面に変わり、さっきまでニュースを淡々と読んでいたアナウンサーが何度も同じ言葉を繰り返し出した。画面には国民保護に関する情報と書かれていた。どのチャンネルに…

2017.08.16

福島にいる父から手紙が届いた。内容はRIVER聞いたぞということと、PV80回は見たということと、おれがバンドで10月福島に行くことをネットで知った父さんが婆ちゃんに「央人10月にライブしに来るらしいぞ」と伝えたら、「んじゃ、行ぐが」と真顔で言ってきて…

2017.08.13

家を出て1分、近所の犬のクッキーは今日も暑そうに芝生の上で寝転んでいる。心の中で声をかけて原付を走らせる。人と話をすることはやっぱり大事なことだ。昨日の居酒屋で思った。選択を迷ったとき、しんどいかしんどくないかはできるだけ考えたくない。楽し…

2017.08.06

東京に滞在しているといつも食生活が乱れる。コンビニで気休めの野菜ジュースを買う。そしてラーメンやチャーハンばかり食べる。大体いつもそんな感じ。一昨日の東京でのライブは見たことのない景色だった。色んな人に、今までのライブの中で一番だったと言…

2017.08.02

蝉の声が大きくなった。入道雲も増えた気がする。夜クーラーをつけないと寝れなくなった。知らない間に8月になっていた。クーラーをつけたまま寝ているせいで朝起きると少し体が重たい。この前ミニアルバムを発売した。少しずつ確かに、広がっていることを実…

2017.07.18

連日のライブがひと段落した。奈良へ帰る車内はいつも通り会話はなく、各々が各々の過ごし方をしている。険悪な空気ではない。居心地は割といい。窓から見える工場夜景はとても綺麗で、今日もあの光の数だけ誰かが働いていると思うと気が引き締まる気もする…

2017.07.08

翔太が持ってくるコピーの候補曲はいつもRADWIMPSだけだった。屈託の無い笑顔でこの曲やりたいんやけど!といつも提案してきた。ラッドの曲はドラムが難しく、出来ないことが悔しくて完コピできるまで練習した。朝練前、翔太が貸してくれたラッドのライブDVD…

2017.07.03

暑さで目が覚めた。汗ばんだTシャツに少しイラっとして無意識のまま扇風機をつけた。そのまま二度寝した。また暑さで目が覚めた。外から蝉の鳴き声が聞こえてくる。昨日遠くの空に入道雲を見た。最近は夜ですらあまり涼しくない。自転車をこぐと決まって汗だ…

2017.06.28

少し歩くと、ビルの中にローソンがあったのでおにぎりとLチキを買ってイートインスペースでそれらを食べた。仙台の夜は少し涼しい。半袖じゃ寒いくらいだ。自分の人生はとことん自己中になっていい。従うにも意志は持っていい。昔のバイト先のおれの大好きな…

2017.06.26

天気予報士は梅雨入りしたと言っていたのに、あれから雨は恐らく1日しか降っていない。降るか降らないのかよくわからない灰色の天気が続く。休みの日の靴紐は緩い。誰とも会わない日は髭を剃らない。バスの窓から外を見ていると生い茂った新緑の木々が目に飛…

2017.06.23

朝起きて、タレントの小林麻央さんが亡くなったことをニュースで知った。たまにブログを読んでいた。30代前半、子供を産んですぐガンになるなんて、もしおれならとても卑屈になり人生に絶望して、頭の中で悲劇のヒロインになってしまうと思う。それなのに、…

2017.06.21

用事があったので東京に1人残り、夜行バスに揺られて帰ってきた。梅田に降りると雨が降っていた。バスで首を寝違えた。薄いタオルケットは少し寒かった。冷えた体に雨が染み込んだ。通勤ラッシュ、スーツの大人たちに紛れて昨日から着替えていない汗臭いTシ…

2017.06.15

人の想像力は限りなく自由だ。ビッグバンのように想像力を爆発させる。人は腕からビームを出すこともできるし空を飛ぶこともできる。恐竜と友だちになることもできるし、宇宙にだって行ける、憧れのスーパーヒーローにもなれる。何でもできる。人の想像力は…

2017.06.10

大阪でライブがあった。昔から大好きなバンドのボーカルが新しく始めたバンドの、初ライブ、初共演だった。とてもカッコよかった。ドラムの女の人の手にはたくさんのテーピングがされていて傷だらけだった。刺激を受けた。帰り道、また昨日ライブハウスで買…