goodbye,youth

増子央人

2021.04.11

今日も昼と夜の気温差に振り回された。最近も気温に適した服装がわからない。Spotifyで久しぶりにCloud Nothingsを見つけると新譜が出ていて、5曲目がNaraという曲だった。滅多にしないのに気になって歌詞を検索した。その曲が一番好きだった。

部屋の壁は隣のおっさんの咳払いが聞こえるほど薄いけどお構いなしにコンポで好きなアルバムを聴いていると車もないのに夜道をドライブをしたくなった。風を切って爆音で走りたい。えーすけは最近風の話ばかりしている。寒かったので暖房を付けているのに窓を開けると風が冷たくて気持ち良かったのでそのままにしている。机の上は何度掃除しても2、3日もすればまた元通り色んなものが乗ってごちゃごちゃし出す。結局この状態が一番合理的なんだと思う。

友だちに借りて最終兵器彼女をやっと読んだ。やっぱり世界の終わりには空が真っ赤になるんだと思った。すぐに小説版をネットで注文した。

いつも行く最寄りのコンビニの店長が昔バイトしていた居酒屋のどうしようもないダメ店長に似ていることに最近気がついて、前よりそのコンビニが少し好きになった。その人も、いつも申し訳なさそうな顔をしながら働いている。

最近見てないあのバンドのライブが急に見たくなってYouTubeでライブ動画を見てみたけどなんかピンとこなくて、オススメで下に出てきた蛙亭のコントを見た。あまり笑えなかったのでそれを見るのもやめた。

 

 

2021.04.08

桜は例年通り、満開になったと思ったらすぐに散った。毎年狙ったように雨が桜を奪う。今年も花見をしていないと思ったが、よく考えたらここ数年花見らしい花見はしていなかった。

日本では今戦争は起きていないし、ウイルスの騒動もきっとそのうちワクチンが行き届いて落ち着いてくる。地球温暖化だあなんて言ったって、まあきっとあと100年は大きな変化もないだろうし、南海トラフ地震だあなんて言ったって、いつ起こるかわからない地震のことなんて考えてられないし、世界はそう簡単に終わったりはしないので、おれはまた服を買ったりドラムを練習したり五味さんに色々な相談をしに行ったりする。酒を飲んで将来の話や昔の話をして、飲み過ぎて吐く。そんな日々を繰り返している。

Age Factoryは秋にフルアルバムをリリースする。昨日Apple Musicがオススメする音楽を聴いているとAge FactoryのMy endが流れてきた。なんだか随分昔のことのように感じた。Yellowを録り終えた直後、レコーディングブースから二階に上がると、マネージャーが1人で泣いていたのを見たとなおてぃが言っていた。は?マジ?今泣いてたの?Yellow聴いて?やばいな(笑)と、3人で笑った気がする。バンドを取り巻く環境も、周りにいる人も、自分の考え方も、あの頃とは随分変わった。永遠がないように、変わらないものなんてもしかしたら何1つないのかもしれない。目を見ながら本音で話し合えば、人は必ず分かり合えると未だに思っているが、そんな単純な話はどの状況にも当てはまるわけではないということも分かっている。それでも心の奥底の部分では、そう信じ続けていたいと思っている。

2021.03.16

スタジオの予定がなくなり、昼過ぎまで家で寝ていた。腹が減ったので起き上がって湯を沸かし、インスタント味噌汁を作っておにぎりといっしょに食べた。少しだらだらしてから、借りていた漫画を返すために家を出た。街は暖かく、また服装を間違えた。部屋は寒かったのに。GEOに漫画を返して、漫喫に入った。ひたすら漫画を読んだ。夜は久しぶりにバスケをしに行った。ピックアンドロールが綺麗に決まって気持ちよかった。原付で帰る途中コンビニに寄ってLチキとおにぎりを買った。視界に入る信号はすべて黄色に点滅していた。よく見たらおっさんが花壇の端に座って煙草を吸っていた。

ドラムでも叩きに行こうかと思ったがそんな気にはなれず、バイトでも入れようかとも思ったがそんな気にもなれず、だらだらと不意の休日を過ごした。まあでも、気になっていた漫画を読み切れたしバスケもしに行ったからそんなに酷い休日ではなかった。野菜はもっと食っとけばよかったかもしれない。

2021.03.01

HOPE TOUR大阪編前日、いつも行く八百屋でみかんを貰った。2袋も貰ってしまったので、五味さんにあげようと思いTHROAT RECORDSへ行った。みかんを1袋あげると、かわりにロストエイジ20年史の本をもらった。その日はその本の発売日で、店を開けたのは2ヶ月ぶりだと五味さんは言っていた。作者の石井さんはAge Factoryのライブにもよく来てくれるし、インタビューも何度かしてもらったことがある。石井さんがこの本を書くために奈良に来ていたときも、拓人さんの店でLOSTAGEのメンバーと石井さんと飲んだ。本を受け取り、五味さんと色々話をして、いつものようにAge Factoryのできたばかりの新曲たちをスピーカーで流して聞いてもらった。すると8ottoのとらさんが来て、また色々話をした。久しぶりに話ができて少し嬉しかった。

その日の夜、池永先生にメールを送った。母校の平城高校が来年でなくなるので、どうしてもなくなる前に文化祭でライブをしたいと思い、当時の担任で何年か前から教頭先生をしている池永先生にお願いしてみようと思った。来年度の文化祭で、Age Factoryとしてゲスト出演できないですかね、、?と駄目元で連絡すると、すぐに返事が来たが、池永先生は別の高校に転勤していた。それでも、聞いてみるだけ聞いてみるよ、と言ってくれた。そういえば10年前、高校3年のときの文化祭でも、池永先生に無茶なお願いをした。このブログにも書いたことがあるが、学校を辞めてしまったバンドメンバーと一緒に最後の文化祭のステージに立ちたいです、と理科実験準備室でお願いしたことがある。そのときも、池永先生は学年主任に頭を下げてお願いしてくれた。結果出られなかったが、その気持ちが嬉しかった。10年越しにまた、池永先生に文化祭のステージに立ちたいというお願い事をしていることがなんだか不思議に感じた。ちなみにその学校は五味さんの母校でもある。LOSTAGEと2マンも楽しそうやなあ。と妄想してみた。勝手にそう頼めばよかったかもしれない。まあいいや。

昨日、ロストエイジ20年史の本を読むために喫茶店に行きホットドッグを食べてから本を読んでいたら、大阪籠球会のISEさんからTHROAT RECORDSの写真が送られてきた。すぐに連絡してスロートに行き、そのあとISEさんと2人で奈良の居酒屋へ飲みに行った。本を買うためにFLAKE RECORDSに行ったら売り切れていたので、仕事終わりに大阪から奈良まで買いに来たらしい。korekaraは休みだったのでいきつけの店に案内して色んな話をした。素敵な夜だった。

 

2021.02.24

朝起きると目が痒かった。タイマーで暖房を付けていなくてもベッドから起き上がる気になった。

土曜日に中津留とたまたま見つけた場所はとても好きな場所になった。そこからの景色が綺麗で、少し酔っていたのもあり、普段しないような話をした。その日は昼から中津留とかすうどんを食べて、部屋で好きな音楽を沢山聴いて、夜はkorekaraに飲みに行った。良い1日だった。

日曜日、奈良ネバーランドでれおなと話していると、最近ネバランでよくライブをしているアーティストがおれの中学の時の2個下のバスケ部の後輩だったことをたまたま知った。1年に仲良し3人組がいて、そのうちの1人だった。MVを見るとそいつは当時のままで、地元の小学校や昔よく遊んでいた町で撮影していて、おれは小学校もそいつと同じだったのでなんだか嬉しくなって久しぶりにバスケ部のときの友だちに連絡をした。10年ぶりぐらいに連絡をとったやつもいた。おれら3年のときの1年のあいつ覚えてる?あいつ今音楽してるらしくて!MV見たらクソ懐かしくて!連絡した!みたいな一方通行の興奮を送りつけて、最近どこで何してるのか、とか、色々聞いた。大阪で働いてたり、全国飛び回っていたり、実家に戻ってきてたり、みんな色んな場所で生活をしていた。こんなキッカケでもないと連絡しないので、なんだか嬉しくなった。今度その後輩のライブを観に行こうと思った。

スタジオでは変わらず制作活動が続いている。少し前からパソコンを軸に曲を作っていて、LOVEを作っていた頃からは想像もできないようなスタイルでスタジオワークが進んでいる。えーすけが色んなネタやアイディアを持ってきたりスタジオで試したりしながら、ギターや歌を録音して、なおてぃがそれをパソコン上でまとめたり編集したりしている。昔は長友さんに来てもらってバンド演奏を録音していたプリプロ録りも、今では自分たちでやっている。おれはと言えばドラムのビートやフィルを口で言ったり叩いたりして、それをなおてぃに打ち込んでもらっている。自分でできた方が確実に早いのだろうけど、おれはパソコンすら持っていないので、なおてぃに頼りきりになっている。この作り方になったことで以前なら気付かなかった部分も気付くようになったし、何より制作ペースが段違いに早くなった。もちろんそれはえーすけの創作努力の賜物で、メロディーやギターフレーズを0から生み出すスピードも昔に比べて早くなっている気がする。おれが加入してから6年、加入する前から数えると10年、あいつが止まっている姿を見たことがない。むしろどんどん加速している。きっとあいつは早死にすると思う。スタジオの帰りは大体なおてぃと2人で、車内でよくなおてぃが自分で作っている曲を聴かしてくれる。ゲーム会社からなおてぃ個人にリミックスの仕事の依頼が来たときは本当に嬉しそうにしていた。その曲ができたときもスタジオからの帰り道、車内で聴いた。カッコよかった。できることがどんどん増えていく2人を見ていつも焦って、ドラムのことをもっと考える。もっと魅力的な、おれにしか叩けないドラムを叩かないと!と思う。

一昨日の帰り道、またスタジオで出来たばかりの新曲を聴きながら歩いた。カッコよかった。バンドを続けている理由は間違いなくこの感覚があるからで、カッコいいと思えなくなったら辞めるんだろうと思う。バンドはすっかり普段の生活に根付いているが、Age Factoryという存在は、夢を見ているような、銀河鉄道に乗っているような、エンドロールが近づく映画の中、ミラーボールの下で全てを忘れて下手くそなダンスを踊る青年たちのような、うまく言葉にできないけれど、そういう風に感じることがある。生活感があるようでない、現実世界の出来事だけどそうじゃない、みたいな感覚になる。

耳鼻科に行って花粉症の薬をもらってきた。溜まっていたペットボトルをやっと捨てた。今朝、夏が来る想像をして少し嫌な気持ちになった。

 

 

 

2021.02.18

恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブの前日、早朝に奈良を出て東京へ向かった。14時頃に東京のスタジオに着き、ある人と共作の新曲のプリプロ録りをした。作業は21時頃まで続いた。録り終わった曲を大きなスピーカーでみんなで爆音で聴いた。小さな歓声が上がった。これから何回も聴くと思う、とその人が言っていた。おれはすでにその日から今まで7回は聴いた。プリプロ録りをしたスタジオはその人のプライベートスタジオのような場所で、そこの壁にHOPEという文字のネオン管が掛かっていた。青白く光るHOPEという文字を見て、「おれらの明日からのツアーもHOPEって名前なんすよ」と言うと、「そうだよなおれもさっきHP見てそれ思ったんだよ」とその人が言いながらパソコンとスピーカーが置いてある机にのぼってネオン管を手に取り、やるよ、と言って渡してくれた。次の日のリハでえーすけがギターのヘッドにそれをはめるとサイズがぴったりだった。本番が終わってもHOPEの4文字がステージの上で光り続けていた。

本番中、ステージから見えるみんなの表情やリアクションに心が熱くなった。ライブが終わった次の日、最近完成した新曲たちを聴いた。よし、大丈夫、カッコいい。分かりきっているのに、いちいち確認する。

明日はHOPE TOURで名古屋へ行く。VJのけんちゃんは、バンドのツアーとかで名古屋や大阪に行くのが初めてだからすげー楽しみ、と言っていた。なんかいいなと思った。

2021.02.06

スタジオがなくなったので昼前に起きて洗濯を済まし喫茶店へ向かった。サンドイッチのきゅうりをわざわざ抜いてもらったのに一口食べるとおれの嫌いな辛子マヨネーズの味がした。我慢して全部食べたが、ナポリタンにすればよかったと少し後悔した。

最近は、松屋のカレーにハマったり、九龍ジェネリックロマンスにハマって単行本を買ったり、ゴムボールでのリフティングが上手くなったり、2年前から触っている近所の犬に本気で噛まれて病院に通ったり、新曲のレコーディングが終わったり、奈良でライブをしたりした。

自分がやりたいことは何かわかってきたが、無気力なまま流れる日々に身を任せて、ぷかぷかと浮かびながら好きな音楽を聴いたりしている。誰かの音楽だけが鳴り続けている。ジミサムウェア、ジーンドーソン、グレイブ、ハーリーティアドロップ、レイニー、チャイニーズフットボール…その他大勢、好きなアーティストの音楽を聴きながら外を歩く。この前のスタジオからの帰り道に夜空を見上げてウルフムーンの明るさに驚いたときはナインインチネイルズが機械的な音で四つ打ちを刻んでいた。誰かのバンド脱退やアーティストの自殺のツイートが目に入るたび、リアルタイムで好きなアーティストの音楽が更新されていくことの尊さを身に染みて感じる。

先月の山焼きは雨の中火をつけたが燃え広がらずに終わったらしい。雨が降る中、打ち上げ花火だけが数発上がっていた。今まで山焼きにはなんの興味もなかったが、雨の中上がった山焼き開始の花火の音を聞いて、アパートの踊り場で若草山に燃え広がる火を期待した。火が広がる気配がなかったので部屋に戻った。来年は燃え広がってほしいとそのときは思ったが、来年になってコロナが今より収束していたらまた以前までのようにどうでもよくなっている気もする。そうなっていてほしい。